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ノートパソコンの液晶バックライトの交換について
■機種:Dell Precision M60 ■画面が表示されなくなるまでの経緯 ・2004年11月購入、4年間使用後、PC使用中に突然画面が真っ暗になる。 だが、画面に目を近づけると文字がうっすらと見える。 再起動してみると画面が赤味を帯びており、数分後には画面が真っ暗になる。 外部モニタには問題なく表示できる。 ためしに、画面輝度を文字を視認できるぎりぎりのところまで落すと、起動後1時間 ぐらいは表示されることがわかった。 ・しかし、これも数日後には全く見えなくなった。 ・原因はバックライトの球切れかインバータの故障と思われたが、ネットで検索してみると、 どうやら球切れが濃厚らしい。 ■PCのバックアップ ・メーカーから修理見積もりを取ると、\115,000-と良い値段だったため諦め、 とりあえず同系列の中古PC(M65)を入手して開発環境を全て移行する。 ※ところが、M65は「NVIDIA GPU(Quadro FX 350M)の問題」で画面に縦線が入ったり、 メモリーは正常であるにもかかわらず、起動時に「Memory Parity Error」が出て PCそのものが起動しなくなった…。 ちなみに米国ではこの問題が訴訟となり、米国のユーザは無償でGPUの交換修理を 受けられたが、日本では保証期間の1年延長だけだった。 ■バックライトのサイズの確認(図1、2 参照) ・「サービスマニュアル」に従って液晶パネルを取り外す。 ・液晶パネルの枠を外してパネルの下部にあるバックライトを引き出す。 ※バックライトのサイズ:336mm(2.0mm) ■バックライト(冷陰極管)の調達(図2 参照) ・ヤフオクから同一サイズのものを入手(商品\800、送料¥200)。
■組み立て ・バックライトの両端にコードをハンダ付けする。 ・バックライトの両端をシリコンテープを巻く。 ・液晶バネルの下部にバックライトを挿入する(やや苦労する作業)。 ・分解の逆順に全ての部品を組み立てる。 ■電源ON、表示確認(図3 参照)
図1 分解されたディスプレイアセンブリ
※画面中程上から3分の1に見える部品はインバーター
図3 無事に組立て終了後、電源O〜N!
※元の鮮やかな画面が戻りました!